この絵本は、人が亡くなったら悲しむだけではなく、その人のぶんまで強く生きよう、というメッセージがこめられているように思います。
物語の中では、お父さんが亡くなったことで、周りのいろんな人が配慮する環境を、そんなに気をつかわなくてもいいのに、と感じたり、万引きしそうになったけれど天国に行けなくなっておとうちゃんに会えなくなるのは嫌だからやめた…など、身近な人が亡くなった人だからこそ感じたり、考えることが私も自身の体験で共感出来ました。
私は小学校の読み聞かせで一年生に読んであげたのですが、途中涙を流す子もいました。