話題
移動するものたち

移動するものたち(小学館集英社プロダクション)

谷川俊太郎さん推薦! 黒い夜の森を捨て、旅に出る動物たち……移民の旅の現実を描くサイレント絵本

  • 泣ける
  • 学べる
新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

かえる ごようじん」 はしのさんの声

かえる ごようじん 作・絵:ウィリアム・ビー
訳:たなかなおと
出版社:らんか社
税込価格:\1,650
発行日:2009年01月
ISBN:9784883301706
評価スコア 4.08
評価ランキング 26,517
みんなの声 総数 23
「かえる ごようじん」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • がぶり ごぶり

    • はしのさん
    • 40代
    • パパ
    • 神奈川県
    • 男の子14歳、女の子12歳

    無類のかえるキャラクター好きの私ですが、この絵本にはおどろかされました。

    森の奥深くのとんでもなくおそろしいところに一人で住んでいるおばあさん。そのおばあさんの味方は、一匹の小さなかえるだけ。家を囲む柵の扉に「かえる ごようじん」というふだをつけておきました。

    実は、このかえる、次々とやってくる魔物を食べてしまうのです。
    「ところが、なんてことでしょう。このかえるときたら、」でページをめくると、左側に大きな文字で「がぶり ごぶり」、右側のページには、なんと魔物を口にくわえたかえるの姿が……。口からはみ出しているのが、手だったり、足だったり、しっぽだったり、魔物たちが着ていたり持っていた物だったりで、とてもリアルでグロテスクです。ちょっと怖いです。かえる好きの私が言うのですから間違いありません。

    さて、ここで「う〜ん」とうなってしまうのが、これを子どもたちに見せて良いものかどうか、ということです。
    でも「このかえるときたら、」と言いながら、ページをめくり、「がぶり ごぶり」と大きな声で言っている自分を想像してみると、周りには、「うぉー」とか「すげぇ」とか「キャー」とか言いながら騒いでいる子どもたちの姿が見えてきます。
    うん、きっと大丈夫。それに、これがかえるの真の姿ですから仕方ありません。

    色あざやかではっきりしており、遠目もききそうです。読み聞かせにも良いと思いますが、やはり聞き手とその場の雰囲気を選んだ方が良いでしょう。

    冒頭に「すべての食用ガエルに。」と奉げられています。作者はかなりの皮肉屋みたいですね。

    投稿日:2009/07/17

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「かえる ごようじん」のみんなの声を見る

「かえる ごようじん」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

バムとケロのさむいあさ / バムとケロのそらのたび / きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / いないいないばあ / はらぺこあおむし / おつきさまこんばんは / がたん ごとん がたん ごとん / ぐりとぐら

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

全ページためしよみ
年齢別絵本セット