日本語でも「おさるのジョージ どうぶつえんへいく」というタイトルの本が出ていますが、表紙の絵がオリジナル版と異なっているので、あれ?と思い、みなさんのレビューを読んではじめて、内容がまったく違っていることに気づきました。
こちらは、動物園のサルたちのいたずらを、ジョージが機転を利かせた方法で解決してしまう(!)というお話。ジョージも、いつもどおりの好奇心で、ちょっとしたいたずらをするのですが、そのお陰で、檻の中のいたずらサルに泣かされた男の子を、笑顔にしてあげることができた、という本当にジョージらしいハッピーエンドのお話です。
娘も、スクールの読み聞かせの時間に、先生に読んでもらって以来、このお話が大好きになりました。そして、図書館で借りてきて読むと、2回目にはもういっしょに声に出して読み始め、びっくりしてしまいました。大好きなジョージのお話を、いっしょに読めるのがうれしくてたまらない様子。ジョージと男の子の心をつないでくれた赤い風船は、子どもにとって、夢の象徴のようでもあり、それを見つめる娘の笑顔に、心が和みます。