こねずみの双子、ティモシーとサラ。
本当によく似ていて、服装で見分けがつく感じだったのですが、
ある日、お互いとりかえっこしよう、という計画を立てるのです。
なるほど、双子ならではの発想ですね。
かくして、お互いなりすませるのですが、誰も気付かないというのは、
嬉しくもあり、不安にもなるものなんですね。
そんな微妙な心理が丁寧に描かれていて、ほほえましかったです。
途中まで、サラはしっぽのリボンに気付かなかったのですが、
そのあたりは読者へのヒントです。
男女差についてもサラリと盛り込まれています。
ラストでは念願のサプライズに成功!
二人の楽しさがこちらまで伝わってきました。
いつもながら、上品でおしゃれなインテリアや服にうっとりです。