小学生の読み聞かせを始めた頃、「時間が余った時は詩集を持っていると良いよ」とアドバイスを受けたことがあります。
早速助けてもらったのが詩集からの「かく(川崎洋)」でした。
リズム感のある詩、遊び感覚のある詩、耳に心地よい詩はとても効果的。
小一の朝読みで、私が1冊の絵本を読んだ後の時間に、この詩を読み上げた後、「アンコール」との腕白小僧の大きな声が上がりました。
先生からも了解を得て、次はクラスの児童と輪読。
感激でした。
その時の本とは違いますが、その詩が掲載されたこの絵本。
良く見ると、谷川俊太郎の「かっぱ」をはじめ、子どもの感性のつぼにぴったりの作品が満載されています。
手元に置いて、いざというときの出番待ち。
何度も読んでいると、言葉遊びのようなこの詩集の遊び心が、実は読み聞かせにとても重要なのではないかと思えてきました。