20人弱の小学4年生のクラスで読み聞かせました。実際は、「ぼくがラーメンたべてるとき」を読みきかせたくて、いきなりそれからでは難しいと思い、導入のためにこれを読みました。結果的には、子供たちにとっては、「ひみつのカレーライス」の方が、素直に楽しめる作品でした。導入からオチまで、ごく正統的な構成です。絵も、ちょっとレトロな感じが、親しみ安さを覚えます。カレーライスへの期待感、あんなカレーライスがあったらいいな、と思わせる質感、読後にもわくわくさせるエンディング。当初、4年生には物足りないかな、とも思ったのですが、純粋に楽しんでくれたと思います。