真っ赤な中にシンプルに顔が書いてあるこの表紙にまず目を奪われました。
タイトルの《ほんちゃん》にも魅かれます。
ほんちゃんはこの本の主人公で、これから立派な本になるべく勉強中の本の赤ちゃんなんですって!
お母さんが伝記(キュリー夫人)、お父さんがファーブル昆虫記、という設定もなかなかですよね。(文中には出てきませんが、絵に描いてあります)
今、ちょうどわが息子は伝記にハマッているので「あ!知ってる本だ!」とその場面に食いついていました。
赤ちゃん絵本、図鑑、事典、などなどいろんな本の立場から、本の持ち主の愛情が伝わってきます。
そう、古くなっても、ぼろぼろになっても、本は読まれるのが幸せなんですね。
ラストシーンまで読むと、ああ、そういうことだったのか!と納得です。
絵本好きなお子さんにぜひ!お勧めです。