宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら」 ねんねこしゃんさんの声

宮沢賢治の絵本 月夜のでんしんばしら 作:宮沢 賢治
絵:竹内 通雅
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2009年10月
ISBN:9784895881210
評価スコア 4.36
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みんなの声 総数 38
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  • ある晩恭一が目にしたのは、軍歌を歌いながら行進する、電信柱の列でした。

    ドッテテドッテテ、ドッテテド
    でんしんばしらのぐんたいは はやさせかいにたぐいなし
    ドッテテドッテテ、ドッテテド
    でんしんばしらのぐんたいは きりつせかいにならびなし

    …この発想がもう、さすがとしか言いようがありません。

    確かに、規則正しく並んだ電信柱はまるで兵隊だ
    夜に行進してたら、どんなに不気味で楽しいだろう

    電信柱の兵隊が口ずさむ歌と、軽快なステップ。
    そして、黄色い顔のおじいさん。
    この人は人間なのかな…?いや、かなり怪しい。
    正体はきっと電気だろうな。違うかな…?

    これは恭一が経験した、たった数分の出来事でしょうが、グイグイ話に引き込まれます。
    結末はハッと一瞬で、霧のようにスーっと消えてしまったような感じでした。

    絵のぼんやり感が夜の幻のようで、なんとも言えない不思議な余韻が残る作品でした。

    投稿日:2014/06/30

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