この不思議なタイトルにまず、惹かれました。
そしてこの表紙の絵!山間の小さな村に続く緑の道。
手前には川があって、橋がかかっていて…。
そして、よく見ると(最初は風景に同化してなかなかすぐには気付けませんが)表紙の右下に大きな蜂!!
サイズはミツバチよりはやや大きめではないでしょうか?もしかしたらスズメバチとかをイメージしているのかもしれません。
ページを開くといきなり蜂の大群が村を襲っています。
しかも出だしの文章が面白い!
『むんむん むしむし あつい なつ
チクチクむらに とんできた
4ひゃくまんびきの ハチの たいぐん』
ナンセンス絵本だと思います。
蜂たちを退治するために用意されたのが、ホントに大きな『ジャイアント・ジャム・サンド(パン)』でした!!
“ハチの好きなものはなんだ〜。”“イチゴのジャムだ”じゃ、400万匹の蜂を一斉に退治できるような巨大なジャムサンドを作ろう!ということになるのですが、その展開がすごい!!
しかも、誰も反対しないし〜。
ありえない展開ですが、そのありえないところが、めちゃくちゃ面白かったです。これは2学期が始まったらぜひ、小学校の子どもたちに読み聞かせしたいです。
(ちょっと絵が細かいのが「たまにきず」なのですが、文章もテンポ良く楽しいリズムなので、ぜひ紹介したいと思います。