ピーターラビットと、そのいとこ、ベンジャミン・バニーのおはなしです。
実は、私は、ピーターラビットというだけで、
一連の作品を敬遠していました。
ピーターラビットは、人々に、とても愛されているうさぎです。
それゆえに、数々の商品のワンポイントとして、使われています。
全体的に、高級な品物が多く、上品な扱いをうけている気がして、
このうさぎもそういうかんじのかな、と思って、
それだけで、絵本を読む気がしなかったのです。
いやあ、失敗でした。
ピーターって…思っていたのと、ぜんぜん違う。
びっくりしました。
この絵本の、まあ面白いこと。
このお話には、いとこのベンジャミン・バニーが登場しますが、
ピーターとの性格の対比が、面白いのです。
でも、しっかりしているように見えて、やっぱりまだ、子供。
ピーターと二人、のっぴきならないところまで、追い込まれてしまいます。
これを助けたのが、ベンジャミン・バニーのお父さん。
この人物も、なかなかの曲者で、面白いですね。
とにかく、ポターさんの本を全部読みたくなるきっかけを作ったのが、この本でした。