ウルフガング・ア・マウス・モーツァルトと名付けられた末っ子のねずみのお話です。
長すぎる名前なので通称「ウルフ」です。
歌が歌えるねずみです。
おかあさんねずみが怒る時だけ、この長い名前で呼ぶ気持ち、何となくわかる気がしました。
ピアノの演奏や歌が出てくるので、音楽好きなお子さんが読むとより一層楽しめるかもしれないと思いました。
「ともだち賛歌」が出てくるのでつい歌ってしまいました。
一人暮らしの老婦人とウルフとの交流が微笑ましく感じました。
「番ねずみのヤカちゃん」を連想するのは、ねずみが飼い主を助ける要素があるからかもしれません。
最後のオチに息子とクスッとしてしまいました。
ディック・キング=スミス、中学年向けの児童書でよく見かけます。翻訳されている本も多いようなので、注目して読んでいきたいです。