こういう、小さい子どもが「今はもうそうじゃないけど昔は」みたいな
物語ってツボです。泣きたくなってしまいます。
子どもの成長はうれしいのだけれど、一瞬一瞬が愛おしいから
だから寂しくもなってしまうのです。
親になってみて、はじめて知った感情です。
だけど、絵本はけっしてしめっぽくなど描かれてはいず。
むしろ未来が無限にひろがっている子どものすばらしさを
明るく元気に描いているように思います。
そう、とりになれるんだよね。
未来が無限にひろがっている子どもであるところの我が娘は
だから私が感じた気持ちとは全く別の思いで(というかあまり
特別な思いはなさそうにみえました)聴いていたと思います。
「これって『いやはや』の人だよね!」ということにも
気づき(私は最初気づかなかったのです)・・その軽やかさが
うらやましくもあるのです。