「へんなどうつぶ」動物ではありませんよ。
題名から惹かれる面白い絵本です。
家での読み聞かせも、小学校の読み聞かせにもぴったり。
以前、岩波書店から出版されていましたが、
瑞雲社から、復刊されました。
絵本のサイズは、原書より一回り大きいですが、以前の岩波版より見やすくなりました。
そして表紙は、原書と同じ黄色地の表紙!
訳者も変わらず、わたなべしげおさん。
出版社が変わっても、以前と変わらない絵本を見ることができるなんて、すばらしいです。
カバーが原書より明るい(まぶしい?)黄色・・と思ったけれど、
カバーをはずすと、表紙の黄色は、ほぼ原書の色です。
ページの紙がかなり柔らかいのが気になりましたが(ハードな扱いに耐えられるか?)
原書と同じ薄い黄色地なのは、原書へこだわりを感じます。
あと、もう少しよくを言えば、原書の文章は手書きで温かみがあるのですが、翻訳版は、一般的な活字です。
日本語を手書きする場合どんな字体にするかとか色々大変なのでしょう。
題字も岩波版を参考にしてるようですが、原書版のような手書きでもよかったかな。
サイズを少し大きくしたので、原書にはないスペースが気になりますが、なによりも、この絵本を手にすることができるなんて、とってもうれしいことです。
どうか多くの子どもたちがこの絵本を目にする機会が増えることを願います。