私が図書館から借りてきたのですが、この本を見つけた3歳・6歳の子供たちは同時に飛びつきました。幼稚園で前作の「おんがくかいのよる」を見たことがあるそうです。
お隣さんが猫を飼い始めたことから、落ち着いて住める場所を探しに出た5匹のねずみたち。行き着いたところはゴミ捨て場で、なんと、自分たちで家を造ることにしてしまいます。
表紙の裏に5匹の紹介があるとおり、5匹のねずみはそれぞれ個性があり、家造りもその個性を発揮して造られていきます。ゴミ捨て場のいろいろながらくたを上手く使っていく様子は、物作りの好きな子供たちをワクワクさせてくれることでしょう。5匹のベッドがそれぞれみんな違うのもおもしろいです。
こんなにステキな家だけど、本当に安心できるのかしら?と心配していたら、最後はなんと猫を味方につけてしまい、それが何よりも心強いですね。
「おんがくかいのよる」も是非読んでみたいと思います。