つよしくんは、運動がきらいです。かけっこも、ボール投げもへたなので、みんなに『よわしくん』と言われていました。
いつものように、クラスのみんなから離れて、やなぎの木の下で、ぽつんとしています。すると、そこへ、おばけがやってきて、「おばけの学校の先生になってください。」と頼まれたのです。
つよしくんのいつもの姿が、おばけには必要なことだったのです。
子育てのヒントが隠されているような気がしました。ちょっと、元気のないつよしくんでしたが、「そのままのつよしくんでいいんだよ。」と言われると、逆にやる気が起こってくるから、不思議なものです。
おばけの学校で、ステキな経験をしたつよしくんが変わっていく様子を楽しんでください。