まず、ネーミングが素晴らしい(笑)
かまきりのカマーくんは、お散歩中に出会ったイナゴに名前を付け、
とっても自然にこう呼び始めます。 「オヤツちゃん」
今はお腹がいっぱいだから、後でおやつにして食べよう、と
こういう名前を付けたのですが、どうもこのオヤツちゃん、
警戒心が弱いのか、カマーくんのおやつになる前に、いろんな
ピンチに見舞われ、カマーくんの手を煩わせてくれるんです。
そんなこんなで、オヤツちゃんの危機を救っているうちに、
なんだか、別の感情が芽生えてきたカマーくん。
それは正義感なの?友情なの?
本来の目的とは違う感情に揺さぶられながら、カマーくんが
我が身を犠牲にしてまでオヤツちゃんを救おうとする姿に、
思わず応援したい気持ちになりました。
自分がオヤツとして見られている、ということを感じさせない
いなごのオヤツちゃんの振舞いは、なんだか間が抜けた感じで
とても滑稽だし、カマーくんの心変わりしていく様も見どころかな
と思います。
カマーくんとオヤツちゃんは、また会えるかしら?
続きが気になる作品です。