この木は親ですよね。
男の子は初めこの木を必要とします。
いつも一緒に遊んだりお話したり… なくてはならない存在。
でも、大きくなるにつれ男の子は好きな子が出来き、この大きな木のことが一番ではなくなり、忘れて、やがて離れていきます。
それでも少年は忘れたころに木の所に訪れて欲しいものをねだり、又、去っていきます。
そんなことの繰り返しでとうとう木は切り株だけになってしまいます。
大きな木は、少年のためにどんな姿形になろうとも最初から最後まで見返りのない愛を注ぎ続けるのです。
私も子供のころはそうでした。親から見たら子供は大人になってもずっと子供なのです。そして、一生守るべきものなのです。私も、子供が出来た今つくづく思います。