学研の世界の傑作童話シリーズです。
このシリーズ、新しい世界の童話シリーズと加えて「すえっ子Oちゃん」「小さい魔女」などもあり、中学年向けの良質な児童書がたくさんありました。
編集委員が、大塚勇三、渡辺茂男、内田莉沙子とそうそうたるメンバーだったんですね。
息子への読み聞かせとして、この二つのシリーズから少しずつ読んでいます。
ポーランドの童話らしいのですが、とても奇想天外なお話で、とても引き込まれました。
結末も意外で、こんな結末だったんだあと息子と驚きました。
クレクス先生の学校へ入ったぼく。クレクス先生はとても不思議な先生です。目は取り外しができるし、ごほうびは先生の顔のそばかすです。
お話の中にグリム童話や、ちょうど今読み進めているドリトル先生も出て来て息子がびっくりしていました。
まさかこのお話の中でドリトル先生が出てこようとは思いませんもんね。
煙に包まれたという言い方をしますが、この話は正にそんな感じかなあと思います。
古いシリーズなので、図書館では閉架になっているかもしれませんが、奇想天外なお話が読みたい方にお勧めします。