四宅ヤエさんの語りを、アイヌ昔話を藤村和久さんが文章にした≪神々の物語≫シリーズです。
この神さまの話になると、もうすごく人間臭くて、神という名のもとに欲望があからさまで、びっくりしました。
でも、きつねって、なんか好きなんです〜ぅ。
この表紙の白ぎつね後ろ姿ときたら、たまりません!!
で、「キタキツネ(ケマコシネカムイ)」も、アイヌの人にとっては身近な神さまだったようです。
このお話のテンは悪くないのに、とんだとばっちりで、可愛そうに思えました。
神さまの失敗談の昔話なんて、そうそうないので、ストーリー展開は結構面白かったです。
読み聞かせに使うなら小学校高学年以上のお子さんにお薦めです。
面白かったです。