谷川俊太郎さん&元永定正さんのコンビと言えば、『もこもこもこ』ですが、
そのテイストを感じさせつつ、また進化したような印象を受けました。
特に注目すべきは、光。
題名にもありますが、この詩の中核をなす「ココロのヒカリ」と呼応するかのように、
画面上にどこからともなく現れる光がとても印象的です。
絵?コラージュ?写真?
その不安定さも、味わいです。
谷川さんらしい、言葉の響きも、いろいろなイメージをかき立ててくれそうです。
言葉と絵と読者の受容、三者のコラボで完成する、という感じでしょうか。
そう、「ココロのヒカリ」という言葉で、読者の中にある「心の光」を引き出してくれるような。
小学校のおはなし会で取り上げましたが、みんなそれぞれ感じ取ってくれていたらいいな。
そうそう、もうすぐ音楽会だから、「みんなでおんなじうたうたうとき?」
のフレーズがタイムリーでした。
みんなで歌う時に思い出してほしいです。