おっ、降矢先生の新作だ!
表紙絵のきのこの色合いに?
開いてビックリ、これは洋物のお話でした。
「めっきらもっきら・・・」や「おれたちともだち」シリーズの挿絵や、「まゆとおに」等で和物ならではの不思議な世界や愉快な世界が強く印象に残っていましたので、新鮮な気持ちで読みました。
先生は、スロヴァキア在住ということで、国土の1/3が森林というお国柄ですから、きのこもたくさんあるんでしょうね。
主人公のナミチカちゃんが、従兄弟のアンドレとおじいちゃんと一緒にきのこ狩りです。
ナミチカちゃんの真っ赤な帽子が可愛いですね。
おじいちゃんに見つけたきのこ見極めをしてもらい、アンドレからは愉快な爆発するきのこを教えてもらい楽しそう。
クリームスープにすると、とっても美味しいヤマドリタケモドキ探しに夢中になっているうちに、・・・。
もうここからは、降矢先生の世界ですね。
赤いきのこたちと楽しそうに遊ぶナミチカちゃんの元気いっぱいな姿に、読んでいてこちらも元気をもらいます。
大きなボールキノコが破裂した後の、現実の世界で急に一人ぼっちなことに気づき慌てるナミチカちゃんが、ちょっと心配になりました。
パタリと絵本を閉じて、後表紙を見ると「あら、まあ〜」と笑い声が出ちゃいました。