いや〜、びっくりしました。
ミカンの皮をむきながら工作してしまうという発想。
そして、ミカンという球体から作り出される平面の作品の数々。
下書きから完成した形が想像しにくいだけに、驚きは倍増しました。
その反面、主役のむきおがミカンの皮むきに真剣に取り組む姿が
おもしろおかしく、作品に感心しながらも笑いながら楽しく読めました。
「干支をむく」そういったんだよ、おかあさん。
「むくのね、むくきなのね、むきお。」
上記のような青春ドラマさながらの会話にプッと吹きだしつつ、さらに
作品ごとに書いてある、むきおの「思ったこと」という短いコメントが
また笑え、こんなに楽しい工作の本があるとは思いませんでした。
今後、ミカンを購入するたびにきっとこの絵本を思い出すと思います。
そして、きっとチャレンジしてしまうことでしょう(笑)