3冊ある「あかたろうのほん」の1冊です。どれも、うちの子は大好きで、よく本棚から持ってきては、読んでほしいと言います。
4人の鬼の子は、赤、黄、青、緑、みんな色が違う、どうしてだろう?
そこで、みどりおにのみどりが言いました。「みどりおには、緑のはっぱから飛び出してきたのよ。」と。
へぇ、すごいんだね。
そして、きいおには、黄色いお月様から、あおおには、青い海から飛び出してきたのだと、みんなが口々に言うのです。
でもね、あかおにのあかたろうだけは、あかおにがどこから来たのか知りません。
思いつくまま、「赤いきんぎょ」と言ってしまい、友達に笑われてしまいます。
まわりを見ると、赤いほおずき、赤い花、いちご、てんとう虫、トマト、真っ赤な夕日、赤いものがいっぱい。
そして、帰ってお母さんに聞いたあかたろうは、あかおにがどこから来たのかを知ります。
あかおには、真っ赤な炎から飛び出してきたんだって。
友達からは「へぇ、すごいんだね。」
あかおに、きいおに、あおおに、みどりおに、みんな色は違うけれど、みんなそれぞれすごいんだってわかるのです。
あかたろうが、あれこれ赤いものを探しては、あかおにのルーツを探す様子が、子供らしくて、とってもかわいいです。