文字のない絵本です。
りんごと青虫をとおして四季の移り変わりまでを細かく再現された素敵な絵本です。
こどもたちと一緒に絵を見ながら話しながら進めていくと、子ども達の目から飛び込む新しい発見がさらにこの絵本を深めてくれると思うんです。
青虫はとても細かく描かれているのにたいして、リンゴや木は切り絵のようなべた塗りですごく対照的に仕上がっていて、「絵」としての完成度も高いです。
リンゴの移り変わりと青虫の成長を一緒に追っていくことでこどもたちも長い月日を感じてくれると良いんだけどな。それを感じさせるためには読み手にもかなりの技量を要する絵本かな。と思うけれど、年齢幅広く楽しめる本だと思います。