ゴミはすててもなくならない、ということが、読んで行くうちにわかる本でした。きつねくんの捨てたゴミは、めぐりめぐってまた、本人の所に戻って来てしまうのです。
また、きつねくんはゴミだと思っていたものが、ねずみ達にとっては、たからものに思えるものでした。これは、リサイクルしましょうというメッセージなのでしょうね。
でも、このテーマ、この絵本が対象としているであろう幼児にわかるでしょうか?小学生位にならないと、メッセージが伝わらないのではないかと思います。残念です。
それから、動物達がきつねくんのだしたゴミをたらいまわしにしている様子はちょっと、読んでいて不愉快になりました。うさぎさんの家では、なんと食卓の上に落ちて来てしまうのです。