ところどころにクスッと笑えるところを用意してあり、飽きることなく、おしまいまで読みました。
バレエに魅せられた馬が、住み慣れたいなかと友達と別れて、町のバレエ学校に入り、見事!最優秀賞の卒業証書をもらいます。
しかし、バレエダンサーとしてのほろ苦い挫折感も味わいますが、町でできた仲間に助けられ、バレエダンサーとしての幸福感を胸に故郷に帰るまでの物語です。
(田舎に住む馬であるという)ハンデがありながらも、バレエをおどりたい気持ちを貫き、たゆまぬ努力の末、最高のバレエがおどれるようになった馬の姿は、子どもの心に雄志を見せてくれるのではないかと思います。
そんな馬だからこそ、周りのみんなもなんとかうまくいくようにと願い助けてくれるんですね。ほのぼのした中にも強いメッセージを感じました。