火事にあってしまったわたしの家。
そこでは食堂で働くかあさんとおばあちゃんとわたしの三人で暮らしていました。
しかたなくアパートに引っ越す事になったけど、そこには何もありません。
わたしはおおきなビンに小銭をためて貯金を始めます。そのビンがいっぱいになったら、素適ないすを買うのです。疲れて帰って来たかあさんが座るいすは火事で焼けてしまったから。
火事の現場でわたしの家族を心配してくれる近所の人たち。
何もないアパートに自分の家の生活道具を運び込んでくれる人たち。
助け合える人たちがいてホッとしました。
アイダおばさん、サンディおじさん、食堂のジョセフンもシャーリーおばさんもみんなみんないい人たち。
最後に夢に見ていたような理想的ないすが見つかってよかった。すごくふわふわで、バラのもようがついたビロードのすごく大きないす。
苦労して努力して協力して手に入れたいすは、きっと幸せを運んで来れるいすでしょう。