幼稚園の楽しいお話しをと思い選びました。
このシリーズは、“つんつくせんせい”のキャラクターの面白さが際だち気味ですが、園児たちがつんつくせんせいと楽しく過ごしている様子が、たくさん描かれているのでお薦めします。
うちは、『つんつくせんせいどうぶつえんにいく』から読みました。
一番のお気に入りは、この『…とんがりぼうし』です。
“まほうつかいの ぼうし”という劇で使うとんがり帽子を作った先生。
不器用というところが、こどもたちに親近感を覚えさせるようです。
この帽子をかぶって、公園までの散歩に園児の先頭をきって歩く先生が、なんか愉快です。
一人ではとってもかぶって歩けないけれど、園児が後ろにゾロゾロいるからできちゃうのかな?
当時、かる〜い気持ちで読みましたが、けっこう大掛かりなドラマでした。
お話しに起伏があり終盤の帽子が戻ってくるところから、再び惹き付けられていた息子の様子が思い出されます。
巻物の絵文字をとっても気に入っていました。
ラストには親子で顔を見合わせ笑いました。
思い出の多い一冊です。