この本が出版されたのは2000年10月。私の前には17人もの方の感想が〜。なのに、私はこの絵本を本当に最近まで、知りませんでした。
周りで、この絵本を今まで見なかったです。実に残念。
とにかくとても素敵な絵本でした。
ただね。すごくいい絵なんですが、ちょっと仕掛け絵本的な絵の描き方をされていて、木の梢の後ろをよく見るとみみずくがいたり。
葉の茂みの間から、そっと白馬が首をのぞかせていたり。
川の水面にうっすら映るナマズも神秘的でした。
が、これは大勢の子どもに読み語りをする場合、全員の子には見えないだろうな。と、思いました。
ほんとに素敵な絵本で、たくさんのお子さんに読んでほしいのですが、ここはあえて、1人読み用の絵本として、推薦します。
または親子2、3人でじっくりと、読んでほしいです。
難しい漢字は使っていませんが、字が小さくみずらい部分もあるし、絵の良さを堪能してもらうことを考えると、中学年、それも高学年に近い4年生以上がいいかな。