みみずだし、
しかもオッサンだし、
この二つのおかしな違和感が長新太さんぽくって惹かれました。
読んでみて、なんとも考えさせられるような絵本でした。
ペンキ工場が爆発し、たくさんの化学的な地球にも体にも悪そうなものが人間の社会にふりかかってくるとき
みみずのおっさんがすべてを飲み込み無害なものにして
大地に戻してくれるのです。
そしてなぜか恐竜の時代へタイムスリップし、おっさんは
「恐竜になりたいなぁ」とこぼします。
あんな体に悪そうな人間が作った毒をもう食べたくないよぃという叫びのようにも感じられて考えさせられました。