原作に忠実な白雪姫。雪の上に滴り落ちた血を見て、雪のように白く頬は血のように赤く髪は黒檀のように黒い子どもの誕生を願うところから始まったり、継母が白雪姫の肺と肝(実はいのしし)をゆでて食べちゃったり、最後に継母が焼けた鉄の靴で死ぬまで踊らされたり・・・ぎょっとしてしまうような場面もあって驚きでした。
でも、絵本自体はそんなにおどろおどろしい雰囲気はありません。それは、この本の絵が素晴らしいからだとおもいます。絵は本当にキレイでていねいに描かれています。それでいて、写実的ではなくかわいらしさもあるので、ほんわかした雰囲気を与えてくれています。
文章の周りに描かれた小物などの絵もとても素敵です。
3歳の娘にはお話自体は理解が難しいと思いますが、とっても大好きで、毎晩おやすみ前には「読んで」と持ってきてくれます。
原作に触れたいと思って手にした本ですが、絵を楽しむと言う意味でもお気に入りの本となりました。