昨年のクリスマス前、4歳の息子が「ねえ、ママ。。サンタってどうやって家に入るの?夜、鍵閉めちゃうジャン。サンタは入れなかったらどうすんの?」と神妙な面持ち。そのときは何とか「う〜ん、、どんなドアでも開く鍵!!とかあるんかなあ、、、(笑)」なんて適当なことを言っていた私。その話を絵本サークルの仲間と話していたら、この本を紹介されました。
正直に言うと、字がない絵本・・どう読むか・・としばし考えてしまいましたが、私自身が絵を見て感じたことをそのまま伝えていけばよいのかな・・と、実際読んでみました。とても静かな雰囲気と、天使たちの世界に引き込まれていく不思議な感覚が伝わるのかな・・少々の不安をよそに、子どもたちもすう・・とえほんの世界に入っていったようです。
子どもの頃って、不思議な世界がきっと自分に近くにあるってほんわりと思っていたよな・・なんて思い出しました。ぬいぐるみはおしゃべりするとか、おばけは本当にいるから暗いところには行きたくないとか、お母さんは魔法が使えるとか・・無条件に信じていたっけ。子どもの心ってすべてを受け入れているのかもしれません。
文字のない絵本だからこそ、100人の人がいたら100通りの読み方や伝え方があるんでしょうね。この本には変に説明じみた言葉がない分、イメージや情景がじんわりと静かに伝わってくる様にも思えました。
静かな静かな天使たちのクリスマス・・素敵な夜の物語です。