散歩がてらお使いに行く主人公がかわいらしかったです。ハッチンスさんの作品らしさを感じました。歩いて忘れないように買い物のリストを口にしている主人公がけなげでした。御母さんにいいところを見せたかったのだと思います。期待されてお使いを頼まれたのだから責任感が強い主人公だからこその行動だと思いました。だんだんと頼まれたものと違っていくリストにひやひやしましたが、途中で思い出してああよかった!と私もほっとしました。お母さんに会ってからベーコンを忘れた主人公ですが、私もうっかりベーコンを忘れていました!忘れたからしょうがないのではなくてまたお使いに行く主人公は責任感が強いなと思いました。お使いの楽しさと面白さと記憶力の難しさを再認識できた絵本でした。