深い古井戸に落ちてしまったロバ。
年老いて生い先長くはない。
子どもたちが落ちてはいけない。
老人はロバを助けることをあきらめ、穴を埋める決断をしました。
ロバはどんな気持ちでいたのでしょう。
穴の上から聞こえる声を励みにしていたら、土が降ってきた。
でも、ロバはこの困難から外から出ることができたのです。
いかなる困難もあきらめてはいけない。
落ち着いて考えれば、助かる方法は見つかる。
この絵本はそう説いているのでしょうか。
ロバは自ら助かる方法を見つけ、外に出ることができました。
大人として、かみ砕いて子どもたちに伝えなければいけないと思いました。
我が身がロバの身になったとき、子どもたちに教えを示せるようにならなければいけない。
助かったロバはどう思ったでしょう。
ロバは振り向くことなく立ち去っていきます。
これって人間不信じゃないですか。
人間どおしではこんなことの起こらないように。
そんなことも教えられました。