先に読んだ夫の感想は、「絵がきれいだった」というもの。
息子も読み聞かせする前に自分で読んでしまったので感想が聞けず残念でした。
ティーチングストーリーとあるので、何か伝えたいものがあるはずと思ったのですが、私の中ではそれはちょっとうすぼんやりしたものでした。
生きることを最後まであきらめなかったロバ。どんな時でもあきらめずに知恵で生き延びること。
言葉にするとこんな風に私は思ったのですが、でも伝えたいものは、もっと違うものなのかもしれません。
口伝えで伝わってきた話でしょうから、そこにこめられたものは、伝える人、伝わる人ごとに違っていったのかもしれませんし、すぐにわかるものであったとは限らないのかもしれないとも思います。
すぐにわかろうとしないで、噛みしめるように何度も繰り返すうちに、その教えの何かがじわーっとわかってくるものかもしれない。
などといろいろと考えてしまいました。
どんな感想を皆さんが持たれるのかいろいろと聞いてみたい絵本です。