昨年小学校の読み聞かせボランティアの時高学年のお子さんに読みました。
短いストーリーですが、中身は色々考えさせられるものがあります。
年老いた人とロバの2つの視点から今目の前に起きた状況への判断力が問われます。
読み聞かせでは感想を聞くことが出来ませんので聞いてくれた子どもたちがどう捉えたのかは分かりません。
でも、これから人そしてロバどちらの立場にも立つ時がくるはずです。
そんな時に思い出してほしいなぁと思い読みました。
ロバの立場はどん底の絶望です。
でも、もう下は無いわけだから上を向いて生きて欲しい。
途中で逃げても休憩してもいいから生きて欲しい。
私がつらいと思うのは人の立場に立った時です。
立たざるを得なくなった時・・・
ロバは振り向いてくれないし、たぶん自己嫌悪です。
でも人生の中でそういう場面は必ず来ます。
このじいさまの事をどのように解釈してこどもたちに伝えればいいのか
難しいなぁと思いました。