運動会の徒競走ってもうそれだけでドキドキじゃないですか?
周りのことに気を配ることができないくらい
頭の中はそのことでいっぱい。
あまりにキンチョウして直前にトイレへ駆け込む気持ちも
よーく判ります。
この絵本の男の子もまさにこんな状況でトイレに急いでいます
でもそのときに怪我をした小さい子に出会って
自分のこともそっちのけで介抱してあげるところに
胸打たれますね。
ちょっぴり切なく甘酸っぱいような徒競走のエピソードだけれど
ラストには先生のふんわりした優しさに包まれて幸せ気分の
男の子の様子に温かい気持ちになります。
とってもいい絵本だと思います。