「ブルンミとアンニパンニ」シリーズ、今回は特にお話の素晴らしさが心に響きました。
七色の色鮮やかな風船が、一つ、二つ、三つと割れていくに従って、私も、一緒に読んでいた息子も、ブルンミと同じように悲しい気持ちになってしまいました。
それでも、最後の赤い風船を、大事に大事にしているブルンミが可愛くて、愛おしくて、子どもが自分の宝物を大切にする様子と重なりました。
でも、ブルンミはその大切な宝物をウサギにあげてしまいます。
なんて優しいんでしょう!
自分のことより相手を思いやれる、そんなブルンミの優しい心が、やがて雨を降らせ、七色の虹になって現れたんだと思いました。
風船は無くなってしまったけれど、それよりももっと綺麗で大きな七色の虹が見れて、良かったね、ブルンミ!