新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

よるくま」 Gomanekoさんの声

よるくま 作:酒井 駒子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,100
発行日:1999年11月
ISBN:9784033312309
評価スコア 4.72
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みんなの声 総数 405
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  • 働くお母さんに読んでほしい本

     昨日の夜に男の子のところへ訪ねてきた「よるくま」はお母さんを探していた。男の子も一緒に探してあげたけれど、なかなか見つからない。よるくまの手を引いて歩く男の子は小さい子だけど、ちょっと頼もしい。お兄ちゃんみたい。
     お店や公園にもお母さんはいない。家に帰って見てもお母さんはいない。とうとう泣き出してしまうよるくま。心細くて、とてもかわいそう。
     お母さんはよるくまが寝ている間、働いていた。美味しいものを食べさせたり、自転車を買ってあげるために…。

    娘が小さい頃、仕事をしていて、保育園に預けていた。なかなか保育園に慣れない子で、言葉を話すようになると「保育園バイバイ」と言い出した。子供を何不自由なく育てようと働いていたが、結局、私は仕事を辞めてしまった。
     このお話はその頃読んだが、よるくまは「何もいらないから、そばにいて」と思ったかもしれない。娘は多分そうだった。でも、よるくまのお母さんは仕事を辞める選択肢はないのかもしれない。よるくまは時々、夜中に目を覚まし、寂しくなってお母さんを探すかもしれない。それでもだんだんお母さんの想いを理解し、お母さんがいなくても寂しくなくなるといいな。

     きれいな青い夜とかわいいよるくまと男の子。誰もいない夜の公園や街も月や明かりに照らされて、美しい。よるくまと影は黒く、夜の中に浮かんでいる。絵も可愛くて、とてもすてき。

    投稿日:2022/10/29

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