新刊
きみの話を聞かせて しろさめ作品集

きみの話を聞かせて しろさめ作品集(小学館集英社プロダクション)

全編透明水彩画で描かれたイラスト作品に、描き下ろしのショートコミックを大幅に加えた、待望の作品集!

  • 泣ける
  • かわいい
新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

うぬぼれぎつねのしっぱい」 えみりん12さんの声

うぬぼれぎつねのしっぱい 作:マリア・ビクトリア・コセ
絵:テンキー・ロペス
訳:だんばら あつこ
出版社:新世研
税込価格:\1,760
発行日:2003年03月
ISBN:9784880121529
評価スコア 3.5
評価ランキング 47,918
みんなの声 総数 1
「うぬぼれぎつねのしっぱい」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く
  • いろんな意味で教訓的

    サイズがら予想したより文字数が多いです。アルゼンチンの民話らしいのですが、きつねを鳥や犬がやっつけるような内容。

    まず、きつねは、「食べないで」と言われても食べるから動物のみんなの嫌われ者。でも、エサだったらやっぱり食べるしかないですよね?ちょっとこの設定自体どうなんでしょう?

    みんなに逃げられお腹がすいたから木に登れないけど「木に登って全部食べられたくなければ雛2羽のうち1羽を落としなさい」と騙しますが、鳩が信じて1羽落とします。これも疑問なんだけど、きつねが飢え死にしそうなときに頭脳で負かしても悪くないのでは?でも1羽落とされたほうにとっては、親の愛情って、、、と思いますよね。食べられてしまったわけだし。親子の愛情だって片方選ぶくらいえこひいきってあるものです。人間でも。いろいろ考えてしまいましたね。

    そこでスズメに狐は気に登れないと教わる鳩。次からは騙されないけど、スズメに聞いたよっ、と(そんなつもりではないかもしれないけど)告げ口してしまう鳩。そのせいでスズメは狐に恨まれる。鳩は恩のあるスズメに結構ひどいことをするわけです。これも、恩を与えたからといっていいことをしてくれるとは限らないという教訓的な話ですね。

    更に、怒った狐に隙を見てくわえられるスズメ。きつねがすぐ殺さなかったからいいものの、殺されてたら鳩を恨まずにはいれません。でも、うまく狐をノセて、しゃべった隙に狐のクチから脱出!

    そんな狐が犬に遭遇し、特に恨みもない犬が狐を褒めたおしてしっぽを出した瞬間狐のしっぽをガブリとかんで引きずり出します。そして狐は死んでしまうわけです。犬が恨まれず狐が恨まれ殺され鳥に喜ばれる、、、。

    全体を通していろんな教訓が積み重なってはいますので勉強になりますが、狐だけが嫌われる不条理をなんとなく考えてしまいます。

    3歳の娘は最後まで読み聞かせを聞いてくれました。

    投稿日:2011/05/13

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「うぬぼれぎつねのしっぱい」のみんなの声を見る

「うぬぼれぎつねのしっぱい」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / はらぺこあおむし

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



えほん新定番 from 好書好日さこももみさん

みんなの声(1人)

絵本の評価(3.5)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット