図書館から借りてきて、5歳と10歳の娘たちと読みました。
ずっと土の中で時期がくるのを待っているセミくん。
そんなセミくんに電話がかかってきて…!
セミくんが地上に出てくるのを心待ちにしていた虫の仲間たちが
お祝いしてくれるお話です。
工藤ノリコさんの絵本はほとんど持っているのですが、
この本は主人公が虫(セミ)ということで、
あまり娘も虫好きではないために購入はしていませんでした。
しかし久しぶりに読んだら、あら!
やはりとても素敵なお話!
色も綺麗で細かいところ(小物など)も描きこまれていてすごく楽しい!!
娘も「すごいね〜♪」って嬉しそうでした。
このお話は、セミがどのようにして地上に出てくるのか知らないと
「?」な部分もあると思いますが、
「生きてるってうれしいな」というセミくんの言葉がまぶしかったです。
神秘的な羽化のシーンも、お祝いのパーティーの場面も素敵ですが、
最後にセミくんが力強く鳴いているシーンが一番ぐっときました。
命の輝きがイキイキと描かれた一冊です。
地上に出てからのセミの命は短いからこそ、セミくんの一言が力強く感じられました。
夏におススメ、我が家でもやはり欲しくなってしまった一冊でした!(^^)