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赤い靴」 ヒラP21さんの声

赤い靴 作:山中 恒
絵:東 逸子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,282
発行日:1992年11月
ISBN:9784039636003
評価スコア 4
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  • 戦争と国民性

    少女が大切にしていた金髪の人形。
    少女にとってはとても大切なものだったのですが、戦争中に大人たちはその人形を疎ましく思ったのです。
    金髪だというだけで、敵国の人形だと思ってしまった人々。
    実はドイツ人形だったのですが、日本人には同盟国と敵国の区別もなく、自分たち以外は敵国だと思っていたに違いありません。
    そして、残念ながら島国という日本の特性なのか、いまだに日本人、外国人の差別化の構造が深く根付いていると思います。
    なにか、日本の国民性の悲しさを感じさせるお話です。
    人形は赤い靴を履いていました。
    横浜港の異人さんにつれられていった人形とは別の話でした。
    モノクロの挿絵の中のただ一枚。
    人形が焼かれるシーンの赤は印象的。
    人形が焼かれていく時の表情は苦悩していて、人間と変わりありません。
    山中さんの体験に基づいているのでしょうか。
    モデルがいるのでしょうか。
    現実味をもった話しとして受け取りました。

    山中恒さんの作品を読んできて、自分の知っていた山中さんと再会した感じになったお話です。

    投稿日:2011/05/25

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