家族で町に移り住むときに、ひとり田舎に残ったおじいさん。
そのおじいさんが一人っ子の寛太に不思議な机を送ってきました。
引出には不思議な世界が入っています。
おじいさんの住んでいる田舎の風景。
田んぼが田植えからお米になるまでの不思議。
寛太とおじいさんの世界が、寛太を育ててくれました。
机の引き出しの中の風景。
幻想的で概念的で土着的。
立松和平さんならではのお話でした。
寛太が小学校2年生になったとき、おじいさんとの秘密は終わりを告げますが、おじいさんと会えなくなるのは、良いことなのでしょうか。