この本を最初見たときに、正直難しい内容だったのでまだ無理かなと思ったのですが、「ふんばって、ふんばって」など言葉の調子がとてもリズミカルで子供の耳にはスッと入るらしく、自然界の厳しさがわかりやすく書かれているのもとても気に入りました。我が家の上の子は母親が子供を突き飛ばす場面やママなんか嫌いだ〜嫌いだ〜と泣くシーンになると必ずシーンとなり、本に見入ります。そして、この本を読んでから、月を意識するようになり、夜空を見ては「ママ、お月様が僕の後をついてくるね」と言うようになりました。私が子供の頃には、よく目にする光景ではありましたが、今では空を眺めるというそんな些細な事さえ日常から消えている毎日に気づかせれる一冊でもありました。