冬の南極、母さんペンギンたちは卵を産むと、魚を食べに海へ行ってしまう。そこで卵を温めるのは父さんペンギンたちの仕事。でも、たいくつ……ということで、4匹の父さんペンギンが、卵を抱えながらニューヨークにジャズの演奏旅行に出かけることになった。さて、何が起こるやら。
南極の冬は、ニューヨークの夏。はじける絵本ということでおすすめの作品でしたが、はじけ度が足りないかな? イラストにはウッディ・アレンみたいなおじさんがいたりで楽しかったけれど、子どもにはわからず大人の私から見てももっと遊んでいい内容だったかもしれません。息子は南極の細かな描写を楽しんでいたようですが。ニューヨークの味というのは、この手のポップなアニメ調の絵からは出にくいのかも?