内容は難しいと思うのですが、なぜか1歳の娘のリクエスト率が高い本です(2日に1度は読まされています)。
ストーリーは「りすがたねをおとした」というタイトルどおりです。最初のページは「りすがたねをおとした」、次は「りすがたねをおとした/そのたねからめがでた」と、言葉がページを追うごとに付加されていきます。
落ちた種から芽が出、男の子が植え替えます。その後、芽はどんどん成長します。この種、さくらんぼの種でした。最後には大きくなった男の子がタルトを作り食べるのですが、彼はもう子どもではなくなっています。木、男の子の成長含め、周りの自然も丁寧に描写されています。
絶版のようで残念です。母が読んでくれたこの本、小学生の時には自分でよく読んでいました。なにがよいと訊かれても即座に答えられないのですが、なんだか忘れられない本です。