Disneyの作品に携わったこともあるマルティネスの味わい深い挿絵によって、忘れがちな「大切なこと」を思い出させてくれる絵本です。
他人に認められたい、褒められたいという思い、あるいは自分を少しでも良く見せたいという思いは誰にでもありますよね。
でも、そんなふうに肩肘はらなくてもいいんだよ。
才能があるからあなたが好きなのではないのよ。
お金があるからあなたが好きなのではないのよ。
地位があるからあなたが好きなのではないのよ。
そうじゃなくて、そのままのあなたが好きなの
そんなことが伝わってくる絵本でした。
同じ作者&挿絵者による『たいせつなきみ』シリーズに比べ、お話がすごくストレートなので、子供にも分かりやすかったようです。
でも、年中の息子君には多分この絵本は理解できていないんじゃないかなあ
それでも本棚にさりげなく置いておいてあげたい。そんな作品でした
そして、息子が私や旦那に褒められたい、好かれたいというような思いで頑張ってしまうような子にならないような子育てをしていきたいなあと思いました。
でもね1つだけ難点があるとすれば、王様に気に入られようと一生懸命持っている才能を活かそうとした兄姉達はどうなってしまったんだろう。そこにも少しフォローをいれてほしかったなあと思うのはやっぱ難しいのかなあ。