私の家は学校まですごく遠い。帰り道は、特に遠く感じる。
でも、雨の日も嵐の日も歩いて通う。ある暑い日とうとうバスに乗る。でも、ついたところは、知らない町。不安な気持ちを抑えて、私は、必死で家に向かう。
一面に広がる草はらや、トウキビ畑が、私の不安な気持ちを表現しています。読んでいる私も、はらはら。「がんばって」と応援したくなります。
最後には、温かい光が漏れ、トウキビの甘い匂いがする我が家に着いて、ホッとします。
毎日遠い学校まで通う私の「忍耐強さ」が迷子になっても一心に歩き続ける力を作っているのかなと思いました。
やはり、「我が家っていいな。」そう感じさせてくれる絵本です。