家族で迎える出産を追った写真絵本。
出産するお母さんが文章を書き、写真家のお父さんが写真を撮る、
という、まさに家族の記録。
中1の長男、小4の次男、小1の長女が見守ります。
文章は長女のまなかちゃんの視点で綴られます。
今どき珍しい自宅出産、しかもお風呂の浴槽でのお産です。
助産師の神谷さんの存在がとても心強いです。
運良く家族全員が揃い、お母さんを見守ります。
よくありがちな生々しいシーンはありません。
でも、生まれてくる力強さは伝わってきます。
お父さんらしいスナップならではの、子どもたちの自然な表情がとても素敵です。
2004年の出版ですので、もうみんな、大きくなっているんだろうなあ、
としみじみ思ってしまいました。