ねこの絵本は沢山ありますが、やまねこは珍しいとおもい、読みました。
ストーリーは思いもかけない展開です。でも、おどろきだけでなく、やまねこをとおして、「自然」に目がいきます。
たとえば、たんぽぽの綿毛を日当たりのよい地面においていく場面。その自然にむける優しさにはっとしました。
そして、絵!どの絵もすごく新鮮な感じをうけ、ひきこまれます。いきおいがあったり、やさしかったり、物語の世界をぐっと広げてくれるような気がします。
私の住むところでは、たんぽぽをちらほら見かけるようになりました。
たんぽぽ、沢山さいてくれますように。